詩集「群れない猫」近日発行!

群れない猫

土屋容子の暮らしと詞花

ブログ内検索⇒詩集「群れない猫」発刊

密度

「密度」

 

2年前に逝ってしまった

白黒猫を想うと

今でも 涙が出てくる

 

16年

私の支えでいてくれた

 

長さではない

密度なのだ

 

家族は

人だけではない

 

物言わぬ 猫

 

いや、

その瞳は

充分 語っていた

 

60を過ぎた

わたしは、

あと どのくらい生きるのだろう

 

少なくてもいい

密度の濃い

関係の中で生きてゆきたい

 

 

2022.2.22に寄せて

この夏の手仕事

あみねこのいる生活

↑↑↑「あみねこいる生活」ねこやま

 

 

 

こもりがちな、夏。

手芸で過ごすことが、多くなっている。

 

ふと、テディベア制作のアニメを見て、

手芸熱が、ぼぁっと!

 

おそら似の、「あみねこ」作るぞぉーー!

ネットで、中細の毛糸を2色、購入。

このあみねこ本には、編み図は出ていなくて、

何段、何目。増減目数、など言葉表記。

初心者でも、大丈夫、とあるが、

毛糸の目安のグラム数がなかったので、ちょっと買いすぎてしまった。

 

とりあえず、頭と胴体が、出来た時点で、

1玉40グラムの中細毛糸を4号のかぎ針で

編んで、半分も減ってない。

これだと、耳、手足、しっぽで、半分くらいかな。

 

ガレージセール

「ガレージセール」

 

 

 

マイケル ジャクソンが
大きなトレーラーで
家の前に現れた

 

えっ?

 

トレーラーいっぱいの
彼の衣装や雑貨類を
売って欲しいという

全部 チャリティー
するそうだ

世界の子供たちの

 

なんで うちなの?


こんな 日本の田舎で

目立たないで
さらっと こなしたいのだと

 

さっそく
あたしは
お隣の農家の大きな納屋を
借りて

マイケルと一緒に
沢山のステージ衣装 etc を

粗末な
長い板べラに並べていった

 

しばらくして
マイケルは疲れたのか
あたしの家の客間で
眠ってしまった

 

なんて キレイな寝顔
天使みたいだ

 

世間のうわさは
ウソだった

パジャマの襟元から
きらめくような
胸がのぞく


翌日
どこから聞いてきたのか
たくさんの人たちが
集まり

バラバラとセール品たちは
売れていく

おそらく 値もつけられないような
品々が
ドル札数枚で
買われていく

 

マイケルは上機嫌で
納屋の中で
軽い ダンスを披露し
あたしたちを
楽しませてくれた

 

その日の夕方
ほとんど 空になった
トレーラーに乗り

帰っていった
輝くような 笑顔で

 

 


2010-05-09 03:30:22

 

 

 

♡11年前の作品、何と不思議な夢の物語。

今、マイケルに夢中です。

癒されます♡
          

オカルトワールド

「オカルトワールド」

 

幼い頃から

怖いもの見たさ

妖怪、モンスター、不思議な本や

ドラマの世界の夢中になった

 

ホラー映画にはまっていた

が、

カリバニズムだけは

苦手だった

 

鮮血飛び散る画面も

作りもの、

と、思えばこそ

恐怖のアドレナリンを出し

自分を

目覚めさせていたのかもしれない

 

2020年 秋

新型ウィルスの脅威は

収束することはなかった

まるで戦場のようだと感じる

 

マスクの波

大切な人を守りたい

恐怖、圧力、報道、

 

私は体調を崩した

弱いところに痛みも出た

 

生きてきた、学んだことを

何度もふりかえった

 

色んな記憶が繋がった

 

これは、

全ての終わりか?

いや、始まりか?

 

大人になると、

目を閉じてしまうのだと、いう

 

逃げるな

目を開けよ

 

たとえ

どのような真実を

つきつけられても

 

 

 

 

2021/2/8

 

*海外ドラマ「トワイライト・ゾーン」10話を視聴して・・・

 

 

 

感染

「感染」

 

自由に振る舞えない日々は

疲れがたまっていく

 

出口の見えない

この状況下

悪い情報ばかりに目がいく

これも

意識の感染か

 

何が善で

何が悪か

 

いや、善も悪も

自分の身ひとつ、

内在しているのかもしれない

 

流されるな

巻かれるな

 

守りたい

大切にしたい人は誰か

 

よく、よく

自分の頭で考えるのだ

 

 

2020/10/4

 

君の背に

 

「君の背に」

 

 

 

昔よく 君の背に抱きついた

 

仕事人間で

いつも帰宅は23時を回り

日曜は接待ゴルフ

 

一人で3才違いの兄妹を育てた

年の離れた次女が生まれ

次女も背中に抱きいていた

前にはお姉ちゃんがいた

 

抱きつきたい背中だった

さみしがりの私には

 

思えば、

母にも幼い頃、

同じようにしていた

 

 

抱きしめて

もらえなかった

君にも

母にも

 

充(みつ)と猫と、私と

「充(みつ)と猫と、私と」

 

いつだって、

猫を連れてくるのは、

充だった

いろんな手を使って

 

 

黒べぇ。

僕の後ついてきて、離れないんだ

じろべぇ。

クラスのKちゃんが、飼ってもらえないで

困っている

ランちゃん。

あれっ?なんで青麦んとこの猫が、

家にいるんだ!?

 

これは最高!!

朝起きたら子猫が、玄関ポーチに!

確信犯だ

 

そうやって、

猫嫌い母上のいる我が家に

猫を送りこんだ

 

充はやんちゃで、

おもちゃのように猫をあつかうから、

猫にはあまりは好かれてないみたいだったけど

 

それでも、猫を送り込む

そして私は、ますます猫好きになる

 

猫は、内外(うちそと)自由な

昭和の時代。

猫たちは色んなトラブルに巻き込まれ

5年を待たずにいなくなる

 

猫の子は、

子供の目につきそうなところに

段ボール箱に入れられ

「拾ってください」

と、ひょいと置かれているのだ

 

私も送り込みを試した

が、

母上に一刀両断で却下。

充の事後報告法は最強だった

 

充よ、おかげで私は、

猫神に好かれ

2匹の猫と家族になったよ

 

充が何度も

猫を送り込んだ時代が

一番しあわせだったんだね

 

 

 

2020/7/22

充よ、いいかげんに目を覚ませ。

もう一度、可愛い猫とくらしたくないか

 

 

 

☆21世紀の現代は、猫を放置するのは犯罪です。責任を持って飼いましょう(ФωФ)

 

 

 

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ
にほんブログ村 ポエムブログへ
にほんブログ村 ブログ「群れない猫」の詩、その他の文章の著作権は土屋容子に帰属します