詩集「群れない猫」近日発行!

群れない猫

土屋容子の暮らしと詞花

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見られているのは″顔″だけ?

この緊急事態でも、食材や日用品の買い出しに行かなくては、生活できない。

私の、グレイヘアは、昨年の秋頃やっと完成した。ほんと、6-7割のごま塩白髪のショートボブだ。白髪染めのストレスがなくなったのは、このコロナ禍(か)快適である。

 

最近、買い出し先のスーパーやドラッグストアでの、対応にあれ?と、思う事が多々あった。

この事態、距離をとるのが当たり前なのに、

店員さんに、何度も、お会計後の専用カゴを、詰める

台まで移動してくれたのだ。

 

娘に、聞いてみた。

「ママ、白髪のおばあさんが、一人で買い物に来て、大変そう、って思われたんじゃない?」

確かに、いつも、手作りの手ぬぐいマスクに、メガネ、帽子で、顔はほとんど見えない。

帽子からのぞく髪は、ごま塩白髪!

若作りの、後期高齢者に見えても仕方ない。

(姿勢は、悪くないいんだけどなぁ)

 

結局、見られているのは、顔?だけ。

まぁ、これも自意識過剰だったりして。

 

*もう、グレイヘア完成して、半年は過ぎていると思うが、自分で染めていた部分にわずかに数ヶ所、茶色い白髪がある。茶色は1センチほど。(いや、この染料強かったのね)

 

 

左手首

「左手首」

 

左の手首だけ

冷たく感じる

 

さらに

左の足首も

 

触ってみると

右も冷たいのに

 

左側には心臓がある

その上の筋肉が

時々、

わしづかみされたように痛む

 

あの時からだ

 

ずっと違和感を感じてきた

因がわかった日からだ

 

 

動け!

わたしのカラダ

わたし自身のモノだ

心の芯まで冷たくなるな

 

自由なカラダを取り戻すのだ

 

 

2020 2

 

 

 

 

不健康な休日

「不健康な休日」

 

頭の痛いのをとおりこして

キモチがすっきりするまで
眠る

 

ただ ただ
眠る

 

眠りが あたしを癒してくれる
現実の世界のふがいなさを
ゼロに戻してくれる

 

昼近くまで寝て
家を出る

遅いランチでビールを2杯

夕食のつまみとお酒をコンビニで
仕入れて

 

いつもの
隠れ家へ なだれ込む

ゆっくりと湯船につかり
ぼーっとして
文庫に目を通す

 

でも、ここでは眠れない
3時間おきに目が覚めてしまう
もったいない性分

 

どこでも

大の字になって眠れていた

昔がなつかしい

翌朝
検索していた
映画を観にシネマへ急ぐ

 

これで少しはプラスになったかな

 

そして

夕食の買い物をして
帰路につく

 

日常に戻るんだ
ほんの1日の

不健康な休日

 

 


2010-04-27 

*加筆訂正しました

一日も早く、この緊急事態の自粛の日々が

収束しますように

不要不急があたりまえにできる日が...
                  

ニャンデ・ライオン

「ニャンデ・ライオン」

 

愛猫そらが
臭腺破裂の外傷を負った

真っ赤に染まった
お尻に気付き
あわてて 
動物病院に駆け込む

”この傷はねぇ、
外を走り回っていた
猫ちゃんたちには
ない病だったんだよ”

先生は説明した

いわゆる
猫のテリトリーの習性を
つかさどる機能だ

それが
完全室内飼いの愛猫には
膿が溜まってしまう
という悲劇となった

だが
ウチのそら
普段よりお笑い顔の猫

大きな頭に
それより大きな
まるで襟巻きトカゲが
エリを広げたような
エリザベスカラー
首のまわりにある

それも
あざやかな ライトグリーン

うふっ
うふふふ・・・

本人は痛いのだろうが
思わず笑いがもれる

同居猫のジジは
それに向かって
”シャー”っと 威嚇を続ける

困った 困った
そらくん 

う?
困ってもないようだ

ひょうひょうとして
カラーをぶつけて
カリカリとお食事

心細くて
あたしにスリスリ
はなれない

可愛い愛猫

そらよ
もう 少しの
ガマンだよ

 


2010-04-07 

*当時、ドーナツのポンデ・リングが売り出され、よく購入していました。

文字ってつけた、題名です。

お空の上で、笑っているかにゃ?
                  

アンパンマンさま

アンパンマンさま」

 

アンパンマンさま

お元気ですか
毎日 森のパトロールお疲れさまです

 

私は あなたにもらった

あんこのホッペで
回復しました

 

いくらヒーローでも

夜中まで寝ないと
また 痩せてしまいますよ

 

明日はどこの夕焼けの下を
飛んでいるのでしょう

 

いつか私も連れて行ってくださいね

あなたのホッペ
大好きです

 

 


2012-01-08 

 

*8年前の作品です。

この時期、まんまるアンパンマンさんに会いたいですね。

やなせたかしさんが、編集していた「詩とファンタジー」に投稿、入選することになるとは、、これも、ご縁かしら。
       

宙(そら)からの手紙

今日で、愛猫(宙)が旅立って、8ヶ月。

この、状況下気分が上下する。

夕べも、猫画像を見てメソメソしていた。

「そら~、会いたいよー」

 

今のスマホには、あまりそらの画像は残っていない。そうしたら、旧ブログにあった。

ジジ&そらの記事、20以上。

 

 

群れない猫 : ジジ&宙の仔猫時代

↑↑↑旧群れない猫(旧ブログ)

 

4月24日で、ジジは17才になる。

(そらの双子の妹)

最近、高齢猫用カリカリ、お気に入りです。

毛づやよし♪

空の湖

「空の湖」

 

 

世の中の不穏を

昨夜の風雨が

洗い流したような 空

 

見上げると

そこに 

雲がキレイに楕円に切れて

青空がのぞいている

 

それは

空の湖のようだった

いくつも いくつも

 

よーく見ると

空の湖の端から

はしごがするすると

降りてくるのではないか

 

天使が...

 

そう言えば

今年の四月は雨が多いな

 

天の涙

慈雨

 

あたしたちの

不安も雨といっしょに流されて

空の湖に登っていく

 

 

2020 /4/19

晴れわたる空の下(もと)

「晴れわたる空の下」

 

 

晴れ渡る空 鳥のさえずり

猫の鳴き声

 

静かな春の一日

休日なのに

静かすぎる

 

 

手をひんぱんに洗い

手作りマスクを付け

うがいし

人との距離を取っている

 

家族でも同等

 

昨日、買い出しに行った

病院で薬を処方してもらった

 

罹患しているかもしれないのだ

そう思って、暮らしていく

時期なのだ、今は

 

 

社会は回っている

配達される新聞

郵便、宅配商品を届ける人

スーパー、コンビニ、ドラッグストアで働く人

 

そして見えないウイルスに対峙する

医療関係の全ての人

 

少し前まで

隣人の騒音にナーバスになり

眠れなかった

休校から長い春休み

不安なのだろう

帰省もできないのかもしれない

 

自分の立場だけを考えていた

弱さが見えた

 

 

 

 

 

 

世界的な、ウイルスによるパンデミック

まさか自分の生きている間にこんな事態が

訪れるとは

 

いや、9年前の3.11があった

首都封鎖のデマが流れた後

町やドラッグストアの気配は

殺気を帯びて

あの時と同じだった

 

 

晴れ渡る空 鳥のさえずり

猫の鳴き声

 

静かな春の一日

休日なのに

静かすぎる

 

今日も一日がはじまる

見かけは変わってない世界

 

検索したら

変わってしまった世界

 

 

2020.4.11

 

 

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