わたしの読書はかなり片寄っている。
ほとんどは、今のお気に入りの作家の本を読み漁っている。
そしてそれは、たいがいが女性作家。
学生時代、特に高校の現代国語の先生には恵まれて、
授業であつかった作家の推薦図書を色々教えてくれたので、
それらは結構読んだ。
漱石や太宰など。
20代の前半も、文庫中心に読んでいた。芥川賞をとった作品も。
22、3歳の頃。田辺聖子に出会った。
「言い寄る」が初めに読んだ作品。それからずっと田辺作品ばかりを
読んだ。
そして、30代半ば。江國香織。
「きらきらひかる」が最初。何度も読み返している。
詩的な江國氏の作品はどれも好き。
50代。まだ、江國香織を読んでいた。読みたいものがないと気に入った
作品を繰り返す。昨年夏は、長編「抱擁、ライスには塩を」の世界にはまって
いた。
西加奈子が、直木賞を受賞。
図書館で予約するも、予約待ちが、200越えで断念。
他の作も皆、予約数も同様に多いので。
書店にて、短編「しずく」を購入。
当たりだった。猫を題材にした表題作「しずく」もよかったが、
どれもはまってしまった・・・ど、ストライクだ。
今「きいろいゾウ」を読んでいる。
ふわふわしたメルヘンと、現実が交錯している。
読んでいて、創作意欲が湧く。
と、いうことで。
第三のおんな…西加奈子!!