詩集「群れない猫」近日発行!

群れない猫

土屋容子の暮らしと詞花

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山の中で感じたこと。

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 【↑払沢の滝への道にあった可愛い*森のささやき、ひのはらゆうびん館】

都内唯一(本土)の村に泊まり、つくづく私は、緑にあふれた場所が好きなのだと実感した。虫に刺されやすいので、虫よけのスプレーを持参することも考えたが、あえて虫刺されようの塗り薬のみにした。が、それも使うことはなかった。

 聞こえてくるのは、自然の音だけ。沢の流れ、鳥の声、雨の音、セミの音。午後5時半に聞こえる、お寺の鐘の音。夜になると、築100年以上の家は、歩く音がみしみしとする。

今回の旅、ゲストハウス「へんぼり堂」に泊まったのだが、な、なんと私一人で貸切状態だった!!前日が貸切だったので、1日ずらした結果こうなった。なんて、ラッキー!まさに、田舎の実家に帰省したような状態での日々だった。

バスは、最寄のJR駅から、数馬行きは、1時間半に1本のペース。それにあわせて、ゆったりとした1日が過ぎて行った。近くの温泉施設「数馬の湯」で温泉につかり、ランチを食べ、日本の滝・100選にも入る「払沢の滝」へ行き、近くのイタリアンでランチを食べ。地元の手作り豆腐で、夜お酒を飲んで・・・そんな、なんでもない日常のような時間が過ぎていった。飽きるということはなく、山の中であるべきことに身をゆだねた生活はとても心地よかった。

↑の写真、払沢に滝へ続く歩道。道には、木材のチップが敷き詰められていて、雨が降っても滑らないようになっている。下には、沢が流れていてせせらぎも聞こえ、気持ちいいことこの上ない。ふと、足下に動きを感じてみると小さなトカゲ、カナヘビだった。縦にしまが入っていて、きらきらしている。そんな、普段ならひやっ!と声を上げてしまう爬虫類さえ、可愛らしく思えた。そこ、にいるから、自然なのだ。怖くないのだ。

山の気温は、同じ蒸し暑さでも扇風機のみで大丈夫。夜や明け方は寒いくらいで、宿の夜具のカバーリングが冬仕様なのに驚いたが、暑くて眠れないということはなかった。

 毎回、家とは、数回生存確認の連絡を取り合うがのだが、今回は、危うく帰る日まで連絡を忘れる!一歩手前だった。家の存在を忘れるほど、今を楽しむことができた。

また、来よう。ほんとに、一人を感じたいときに。


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