詩集「群れない猫」近日発行!

群れない猫

土屋容子の暮らしと詞花

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再生

「再生」

 

古傷が痛む

この数ヵ月は

かつての人生の中でも

激動の時期であった

 

私は

小さなシェルターの中で

生きてきた時間をさかのぼり

ひとつひとつの心身の痛みを感じ

再生を繰り返した

 

人の細胞は

数ヵ月で生まれ変わる

母の胎内の中で作り上げられた

生命体は

下界に出た瞬間から

再生と破壊を繰り返し

死へと向かう

 

8月22日

愛猫が16才で逝った

生きるもの

決して穏やかとはいえない

死へと向かう過程を

まざまざと、見せてくれた

その瞬間が

目に焼きつき

リフレインされる

彼らは、純粋に自然の摂理に

正直だ

 

常に死と向き合う彼

今、しかない男

人生の冬にむかい

再生を繰り返す私

 

皆、生かされている

いつか命が尽きる迄

各々の課題をかかえて、。

 

憎まれてもいい

傷ついてもいい

生きた証の爪跡を一筋でも

残したい

 

私は、

生きている

生ききってやる

 

主導権をにぎり流れるように

 

19.9.29

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