詩集「群れない猫」近日発行!

群れない猫

土屋容子の暮らしと詞花

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2020年4月2日、晴れ

今日は、晴れている。風は強いが。

関東にありがちな春の日。

 

2月、まだ対岸の火事だった、コロナウイルス。横浜に停泊していた豪華客船で起こっていた惨事。TBSの安住さんのラジオに、乗船客の女性から毎週メールがあった。生々しい現実。

 

3月になると、学校の休校。自粛要請、、

小池都知事ロックアウトを匂わせる。

トイレットペーパーや紙類がなくなり。マスクなんて買えない。

 

メンタルの弱い私は不安になり、2月下旬から頭痛とのどの痛みが続く。毎日熱を計った。

副鼻腔炎から、のどの痛みは長引いた。首から上が熱っぽい。が、熱は37℃までぎりぎり上がらない。でも、ダルい。

色んな不調は、鼻炎薬、鼻スプレー、のどスプレー、それとビタミン剤で、乗りきった。

(長年のお薬だけは、病院へ行ったが、。)

 

ヘロヘロになりながらも、買い出しに行き。

三食食べ、寝た。

1ヶ月近く不調は続いた。坐骨神経痛か、左の腰から、股関節、太もも、膝した、全部痛い。

おまけに、歯の詰め物も取れた。

ガタガタのシニア。

 

そばに、もふもふの生き物がいる。

不調の時は、そっと寄りそってくれた。

この仔たちの存在が、私の支えの一つであった事は、大きい。詩作の糧にもなった。

 

 

どうか、大切な人たちが、

地域の人、世界の人たち、

みんな、みんな、

普通のありふれた日常に

もどれますよう、

祈っています

毎日

 

 

 

 


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↑↑2015.6 ジジ(もうすぐ17才)
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2015.6 そら*お昼ね中(昨年夏、猫天に)

黒猫

「黒猫」

 

酷暑の夏に兄猫は逝った

タキシードの兄と

妹の黒

 

たとえ双子の兄妹でも

その性(さが)ゆえに狭いマンションで

縄張り争いを繰り返した16年

 

いや、仲良く喧嘩していた

 

彼女も、いいおばぁちゃんだ

兄猫がいなくなった後

かわいい声で鳴かなくなった

しゃがれた大きな声でギャーお、

と、鳴く

 

でも、その横顔や金緑の瞳は

まるで仔猫に戻ったように

愛らしい

 

少し痩せた毛並みも

艶がある

 

家族の愛を一身に受けて

輝いている

 

猫は

本来、そういう生き物なのだ

 

愛しい黒猫よ

 

 

*このブログの看板猫です↑↑↑(ФωФ)

 

 

こんな夜更けに、バナナかよ!愛しき実話

2020年の日本アカデミー賞助演女優賞に、高畑充希さんがノミネートされました。

本作では、ボランテァ(ボラ)役でした。

 

2018年末公開の、「こんな夜更けにバナナかよ」大泉洋主演をみた。大泉さんは、大好きな俳優のひとりだが、ひょうきんで元気なイメージが強くて、筋ジストロフィーの実在した男性を演じることに懸念があった。

 

なにより、息子が同じ病で、同じ様に介護を受けながらの自立生活をしており、自分が鑑賞に耐えられるか不安だった。

息子は、ここ数年、入退院を繰り返し、手術もしてる。メンタルの弱い私は、その度に打ちのめされている。慣れる、ということがない。でも、受け入れたい。息子の現実を。

そう思う気持ちが勝ち、観に行った。

 

大泉洋さん演ずる、狩野さんは、実際に北海道に住んで、自分でボランティアを募り、病院を出て自立生活を送っていた、筋ジストロフィーの男性だった。

 

映画の冒頭が、入浴介護の場面で、妙なリアリティーを感じた。狩野は、愉快で喜怒哀楽のはっきりした、とてもワガママな患者だ。頭にくると、動く指先でホーローのマグカップをテーブルから、落とす。

その描写は、とても現実感があった。

障がい者であっても、聖人ではない怒りもすれば、泣きもする。障害者=弱い=いい人ではない。そして、介護する側も同じ。人間対人間である。

 

狩野氏は、気管切開をし、話せなくなったが、ある方法により声を出せるようになる。

すごい、生きようという力。おしゃべりな狩野氏らしいと思った。

 

既に、DVD が出ている。

ひとりでも多くの人に、観てもらいたい。

お涙ちょうだいの、作品ではないので。

 

透明になってゆく

透明になってゆく」

 

染めるのをやめた髪は

白から透明になってゆく

 

化粧をやめた肌も

透明になってゆく

 

そして

いつかあの人が言ったように

心も透明になった

 

何もない

人の言葉がただ

通りすぎてゆく

 

私は

ふわふわとたゆとい

宇宙に溶け込んでゆく

 

 

 

そして

もう一度、生まれかわり

ほんとの私になる

 

もう

あの人の思い通りにはならない

大地に根を張っている

 

まっすぐに

太陽を見上げた

透明なカラダに

きらきらと虹がかかっていた

 

 

 

 

浄化

「浄化」


あたたかい涙は
固くなった心を
すうっと
洗い清めてくれる

洗いたかったけど
無理には出せない
出来てきてくれない

一冊の本の世界の中で
あとから、あとから
涙が流れた
ぬぐっても、あふれてくる

本を読んで泣いたのは
どのくらい前だろう…







2015.6.6

生きていますよ

「生きていますよ

 

ここへ来てから、よく眠れる

今までの

いつも宙に浮いているような

気持ちの悪さはなくなり

 

自分が、生きている

一個の人間である、現実感が戻ってきた

ナゼ?

 

やはり、

無意識で操られていたのだろうか?

このように、自問しない誰かに。

 

TV もない、レンジもない

ビジネスホテルのような部屋で、

私は、しっかり生きている

 

2019.11.09

 

 

天国帰り?むぎ(猫)

TBSラジオの「アフター6ジャンクション」に、むぎ(猫)ちゃんが、出演していた。

猫だ、猫なのだ設定!??

とても優しい、歌だった。歌詞も。

 

MCのライムスター宇多丸さんが、普通にミュージシャンとして紹介していて、(猫)に、すぐに気づかなかった。ラジオ放送なのでビジュアルは同時に動画配信された。演奏されたマリンバの音もキレイだったので、さっそく検索してみた。

 

むぎ(猫)

 

可愛い、猫だ。かなりかわいい♪

沖縄中心に活躍する、猫ミュージシャン

飼い主さんの真心で、猫の入れ物を作ってもらったんだって!!!

天国に5年間いたんだって‼!

天国に肉球、置いてきたんだって‼💗

 

まだ画像しかみてないが、ほんとキュートだ。

むぎ(猫)の、プロフィールが読めば読むほど、泣ける。

猫好きなら、間違いなく心が動く。

もっと知りたい。出来れば、ライヴ行きたい。

 

飼い主さんは、音大卒らしい。

Wifi 繋がるところで、動画みたいよー♪

 

FUJIロックで、かなり注目されたそう。

キテるね、むぎちゃん。

猫の恩返しかにゃ?

 

↓↓↓(ФωФ)

Mugi THE CAT

 

冬の日差しは

「冬の日差しは」

 

気温はぐんぐんと下がり

昼間でも10度にとどかない

北風で乾燥して

さらに寒く感じる

 

明日は、雪がちらつく予報

猫のように布団に丸まり

疲れた体を温める

 

天窓から冬の柔らかな日差しで

かろうじて、灯りはいらない

 

そんな冬の午後

ひとり映画音楽を流し

編み物をする

 

太陽のひかり

冬のわずかな、

希望か

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